スタッフブログ
2013.11.01
歯医者で型取りがなくなる?!
ボストン大学での研修⑦
Dr,R.Matthew Minerによる3Dスキャンを応用した矯正歯科治療についてのレクチャーでした。ボストン市で開業する矯正専門の先生で、常に新しい技術を導入するパワフルな先生です。
今回発表されていた3Dスキャン(口腔内のビデオカメラ)は、何がいいかというと、歯型の印象(冷たい粘土みたいな物をグニュってやる)が不要になり、約7分間で撮影したお口の中の画像をすぐにパソコンで見ることができるのです
型取りが好きな人はあまりいないと思います。どちらかと言うと気持ち悪いですよね・・?嘔吐反射のある人や小さいお子さんには、かなり苦しい作業です
途中で動いたり、吐いたり患者サイドに問題がある場合だけでなく、術者サイドにも課題はあり、ドクターやアシスタントが下手だと、うまく型ができないので、取り直しになってしまいます。
患者さんにとっても、術者にとっても、ストレスを軽減させる革命的な機械なんです
アメリカでは、機械の改良もかなり進み、しっかりとしたバックアップシステムや技工物への対応など、活用の範囲が広がっていました日本では薬事の認可がまだおりていないので、購入すらできませんが、近い将来きっと導入されることでしょう。かなり高額な機械で、メンテナンスも含めると従来の型取りに比べて経費もかかりますが、皆さんの歯医者嫌いを少しでも軽減できるのなら・・・進化し続ける板津歯科でも導入検討していきたいと思います!!
投稿者 板津歯科医院